豊かな表現力を育む「イメージ力トレーニング」

ピアノレッスン

皆さん、こんにちは♪

先日、小学2年生の生徒さんが
1枚のイラストから劇的に音色が
変わった日がありました✨

今日は、そのレッスンの1コマを
ご紹介させていただきます♪


ぜひ、あなたもその劇的変化の目撃者(!?)
になってくださいねww

フランス民謡「月の光」を弾いてみよう

まずはおうちで練習してきた成果を
聞かせてもらいます!

止まらないで弾けるかな!?

音のミスはなく、自信をもって
弾けました◎

ここで、宿題にしていた「曲のイメージ」
を発表してもらうことに💡


前回のレッスン時に
「この曲にストーリーをつけるとしたら、
どんな物語が思い付くかな?」
そんな話をしていました。


イラストでもいいし、ストーリーを
文章にしても、どちらでもいいので
考えてきてねと言って1週間。

果たして彼女はどんなイメージが
思い浮かんだのか!??

イメージをイラストに♪

私は、絵の才能がめっきりないのですがw、
生徒さんは上手なイラストででイメージを
書き出して来てくれました!

生徒さんが書いてくれたイラストから、
どうやって曲と結び付けていくのか―


ここからが大事なやり取りになります。

できる限り、生徒さんの口から
イラストに込めたアイディアやイメージ
言葉に出してもらうことが、


演奏する音楽の要素
より引き出すことに繋がるからです。

名インタビュアーになって引き出す力

「どんなことをイメージして書いたの?」
という漠然な質問だと、なかなか引き出すのは
難しかったので、

具体的な質問を1つずつしてみました。


Q1.お月さまはニコニコ笑いながら
何って話し掛けてるの?

A.「いい夢見てね」って。


Q2.じゃあどのくらいのテンポならいい夢見れそうかな?

A.ゆっくりめ。


Q3.部屋の中にも星があるのはどうして?

A.月の光がお部屋にも入ってるから。


Q4.部屋も星でキラキラしてるけど、楽譜の中にも
そういう音はあるかな?(講師が右手と左手を
それぞれ弾き比べして尋ねました)

A.両方光ってる気がしたけど、どちらかというと左
かなぁ。右手が月で、左手が星の光みたい!


左手の音型が「ミソミソミソファソ…」という
音になっており、音がジグザグしていること
から、キラキラ輝く音の動きだったことにも
気づくことが出来ました。


このようなやり取りをした後に、
再度弾いてもらったのがこちら( *´艸`)

いかがでしょうか?
音色やテンポに変化がみられましたね(*^^*)

特に、右手が「月」といイメージを
彼女がもったことで、優しい音色
も生まれました。

まとめ

このように、自分なりの曲に対しての
イメージをより明確にすることで、
出す音は変わってくるのです。


質問によっては、すぐに答えられない
こともありますが、
状況を見ながら、選択肢を与えて
答えてもらうのもアリです。

タイトルがない曲も
あると思いますが、それならタイトルを
考えさせるのも◎


特に小さなお子様のレッスンでは、
このような時間を大事にすることで
感受性が育ったり、

相手の気持ちを想像する心も育つ
のではないかと考えています。


ぜひご家庭でも、練習中のお子様に
「この曲には、どんな物語があるのかな?」
などと会話してみるのもいいかもしれません(^^♪


今日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました🌼