Azu (髙木 梓 たかぎ あずさ)
ボイストレーナー・ピアノ講師・作曲家
北海道札幌市出身。現在は埼玉県ふじみ野市在住。
北海道教育大学札幌校芸術文化課程声楽コース卒業。
ピアノを佐藤理恵、水田香各氏、
声楽を野田廣志、三部安紀子各氏、
作曲を浅野宏之氏に師事。
日本クラシック音楽コンクール北海道地区本選(声楽部門)にて好演賞受賞。
大学卒業後、札幌市の中学校音楽科教員として10年間勤め、吹奏楽部の顧問 兼 指揮者も担当。
2018年より埼玉県に移住し、ボイストレーナー・ピアノ講師としてスタート。
クラシックに留まらず、ミュージカルからポップスの歌の指導の他、声が出しにくくなった生徒さんの発声指導にも定評を頂く。ピアノでは、曲からイメージを広げながら音に命が吹き込まれる指導を得意としており、歌うように音を奏でる力や、表現力が高まるような指導を得意としている。
また、ライフワークとして音楽を贈り物にする『ギフトソング』サービスも行っており、個人のお客様から老人ホームなど様々な方に向けて、お客様と一緒に音楽を作っている。
音楽との出会いと歩み
出会い
母がピアノの先生をしていたお陰で幼い頃からピアノは友達♪
2歳の時に、ヤマハの3歳児ランドに通い始める。
絶対音感が身に付き、耳コピが得意になったのは母が幼い頃から音楽教室に通わせてくれたお陰である。
歌も、ピアノも大好きで、CMの曲に合わせて踊ったり、指揮を振るマネをする陽気な幼少期を過ごした(*ノωノ)
特技はモノマネと耳コピ
音当てクイズを幼少期からしてもらい、耳が鍛えらえたお陰で、幼稚園の頃にちびまる子ちゃんの主題歌『おどるポンポコリン』を耳コピで両手で弾けるようになる。
母によると、祖父が生きていた2歳の頃には、いつもおじいちゃんの声を真似ていたらしいので、モノマネへの覚醒はかなり早かったような気がするがw
特にちびまる子ちゃんに出てくるキャラクターのモノマネは日常的にやっていた記憶がある。
キャラクターの音程や声の特徴を子どもなりにキャッチしてやっていたのだが、その特技が、将来ボイストレーナーとしてナレーターさんや声優さんのレッスンにも生かせる日がくるとは思っていなかった(*´Д`)
人生無駄なものって、ホントにないなぁとつくづく実感している♪
そんなわけで、幼い頃から鍛えられた耳を生かして、今は生徒さんの声に向き合い、最大限にその声の魅力を惹き出すお手伝いをしている☆
大学受験~私が専門にしたいのは何か?
私が幼い頃からずっとやってきたのは、ピアノだったが、耳コピができるようになった後、小学生に上がると自分で曲を作るようになっていた。
早い段階から、音大受験を目指し、「作曲家になりたい!」なんて言ったりしていたが、本格的に受験を意識した高校生の頃に、何を専門に入試を受けるのかという問題にぶち当たる。
一番興味があるのは、作曲コースだったが、残念ながら、当時は地元の大学にはなかったため、道外の大学を視野に入れつつ、元々受験を考えていた道内の大学でも受けられるコースを考える必要が出てきた。
幼い頃から続けてきたピアノは、それなりに自信を持っていたが、練習よりも、好きな曲を耳コピして弾きまくっていたせいかw、あっけなく受験対策で通い始めた先生に
「ピアノ科は狭き門です。今から相当頑張らないと厳しいので、ピアノは副科にして、専門は他に得意なものありませんか?」
と言われてしまい、井の中の蛙だった自分に気づく( ;∀;)
その後、副科のつもりで通い始めた声楽がメキメキと伸び始め、作曲か声楽コースのいずれかで受験するつもりで受験勉強が本格的に始まった。
ピアノの先生に叩き込まれた大事なこと
とは言え、ピアノの先生が私のレッスンに手を抜くことはなかった。
伸ばせるだけ能力を引き出そうと思って下さっていたのだろうと思う。
高校生の私は、今までとは違う厳しいレッスンに、ほぼ毎回帰り道で泣いていた(´;ω;`)
自分の時間が来るまで待っている間に、他の生徒さんの音を聴くと、毎回のように劣等生の自分が恥ずかしくなる。
でも、私はここに通った時間のお陰で、ピアノのテクニックはもちろん、音楽以外にも大事なことをたくさん学ぶことができた。
先生は、玄関でのお作法からお月謝の渡し方といったマナーを教えて下さった他、作文用紙に書く文字がきれいに見える書き方まで教えて下さったのだ!!
文字の書き方まで教える必要があった生徒はもしかしたら私だけだったかもしれないがw、親以外で大事なことをたくさん教えて下さった師匠に出逢えたことを私はとても幸運だったと思っている。
声楽コースに進むと決めた日に涙が流れたワケ
作曲家の先生は、私の夢を応援してくれ、CMソングやドラマのBGMなどを作ることを夢に見ていた私にぴったりのコースがあると言って、東京の私立大学を薦めて下さった。
親と何度も話し合い、私はここでのキャンパスライフを夢みていたが、話し合いの結果、当初の予定通り道内の国立大学を受けるということになった。
高校生になってから習い始めた声楽は、素晴らしい恩師に出逢えたお陰でこの頃には
「声楽コースを受けたい。もっと上手く歌えるようになりたい」
と思えるようになっていた。
そんなわけで、母と同じ声楽科の道を目指すことを決めた私は、作曲の先生とピアノの先生にもそのことを報告した。
お2人とも、専門で受験しなくても、作曲もピアノも自分の能力を大事にしなさいと言って下さった。
泣きそうになってしまったのは、ピアノの先生が
「あなたはここまで、よく頑張った。
教育大札幌校以外の分校のピアノ科なら、十分に受験できる所まできたなと思っていたのよ。」
そんな言葉を下さったからだ。
初めて先生に自分のピアノが認められた気がして、私はこの日初めて帰り道に悔し涙ではなく、嬉し涙を流したのだった。
オペラにミュージカル♪次々に開く音楽の世界
3年間の受験勉強が無事に実り、私は北海道教育大学の札幌校声楽コースに入学することができた☆
大学には、教授陣らも関わるオペラサークルが当時はあって、声楽コース以外の仲間もみんなで関わって、1年がかりで手作りオペラを作り上げていた。
そこで初めて、演技や裏方の勉強をしつつ、時には泊まりがけで作業したりと青春を楽しんだ♪
他にも、先輩が立ち上げた団体に入れていただき、ミュージカルを公演したり、チャリティーコンサートをしたりとそれまで知らなかった音楽の世界にたくさん浸ることができた他、
聖歌隊のバイトを4年間続け、この時に結婚式で音楽が人の幸せを作り上げる喜びも学ばせていただいた。
「歌」という自分の専門が、演奏によって誰かを喜ばせたり、幸せな気持ちになるお手伝いができる経験をたくさん感じられた大学時代だった。
今の私を作ってくれた、教員時代のはなし
教育実習で教員になる決意を固めた私は、作曲コースのある大学に編入するという夢を先延ばしにし、大学卒業と同時に教員の世界に入った。
当初は、社会に出て自分で大学に行くお金を貯めてから大学受験をするプランを考えていたが、有難いことに、当時狭き門と言われていた教員採用試験に合格させていただいた私。
これは簡単には辞められないな・・・
と思っていたら、10年の月日が経っていた。
教員時代には、担任として、吹奏楽顧問として、個々の生徒と向き合う時間、保護者の方と深く付き合う時間を存分に経験させていただいた。
失敗もたくさんしたし、思春期の子どもたちの気持ちがわからなくて、荒れまくる生徒とぶつかったことは、数え切れないほどある。
音楽が好きではない生徒や苦手な生徒が最後まで聞いていられる授業づくりを研究し続ける日々だった。
苦しい時間も、自信を失う時間もたくさんあったけれど、あの時の経験が、間違いなく今の自分を作ってくれている。
生徒が生き生きと歌うようになる姿。
音楽だるいと言っていた生徒が、卒業する頃には大好きと言ってくれる瞬間。
生徒が音楽でサプライズをするようになり、感動させられた時間。
そんな宝物のような日々が今の私の原動力となって、音楽を通して、もっともっと人と繋がりたいと思わせてくれている。
ボイストレーナー、ピアノ講師としての今
結婚と同時に教員を退職し、夫のいる関東に移り住んだ私は、ここで奇跡のような出会いを果たす。
カリスマボイストレーナーの宮島知穂先生を知り合いの方に紹介され、そこからボイストレーナーとしての仕事を始めることができたのだ。
今までずっとやってきた、声楽の発声とは違うポップス用の発声からナレーター、声優さん向けのレッスンへの対応もできるようにと、宮島先生から多くのことを学ばせていただいた。
宮島先生の元では、歌の生徒さん以外にも
●現役のナレーターさん
●声優の養成所や事務所に入っている方
●芸能事務所に入っている子役の生徒さん
●某有名ボカロPの生徒さんなど
様々な生徒さんにレッスンをさせていただき、その人の持つ声の魅力、正しい発声に導く方法をたくさん学ばせていただいた。
「声」を仕事にしている生徒さんは、時に声帯の調子が悪くなることもあり、その対応の仕方や、再び声を戻していくための練習方法なども習得することができた。
ピアノの生徒さん、歌の生徒さん、発声を学びに来る生徒さんなど、様々な方と関わりながら、いつもレッスン後には元気をもらっている。
音楽が好きな熱い気持ちをお互いにエネルギーとして出し合えているお陰だと感じている。
私の音楽愛のエネルギーをこれから出会う生徒さんにもたくさん届けながら、一緒に音楽のすばらしさを体感し合える教室にしていきたいと思っている。
生徒さんから見た私のすがた
生徒さんからいただいた声をご紹介します♪
ご参考までに(*^-^*)
ここに来るのが、私の楽しみであり、ホッとできる癒しの場です。
歌・ボイトレコースの生徒さんより
歌を歌っていく中で、日常で呼吸が浅くなっていた自分に気づいたり、
緊張で日々張りつめていた自分に気づくこともあります。レッスンで
リフレッシュもでき、身体も整えることができて、有難い存在です。
人の前で話すのは緊張しますし、歌はさらに苦手意識がありました。どうやったら、うまく歌えるようになるのかしら?
そんな時、髙木先生に出会い、自分の悩みを聞いてもらいながらレッスンがスタートしました。
先生は、声の出し方だけでなく、姿勢から身体の使い方まで全体を見て進めてくれます。また、体調に合わせてレッスン内容や分量を加減してくれるので、無理なく続けられ、毎回充実した気持ちになれました。自分では気付かない弱点を、先生が見つけて整理してくれ、様々な方法で指導してくれます。
優しく、根気強く寄り添ってくださる先生のレッスンのおかげで、私も苦手意識が少しずつなくなっていきました。声の響かせ方が意識でき、音域も広がってきました。深く呼吸することで、日常場面での緊張もコントロールできるようになってきています。
中でも1番楽しいのは、髙木先生と一緒に歌う時です。先生の豊かに響く歌声と素敵なピアノのおかげで、自分も引っ張り上げてもらえるからです。「できた!」と思える嬉しい瞬間です。
歌・ボイトレコースの生徒さんより
◎楽しいこと
お子様歌コースの生徒さんより
・歌って成長したことを実感できる
・発声とアドバイスをこうごにするから、サクサクできてあきない
◎嬉しいこと
・ミスをしてもやさしくフォローしてくれる
・うまくできたときはほめてくれる
◎その他思うこと
・1カ月に少しずつやって行くから、どんどん進歩してくのが実感できる
・とにかく楽しくて45分や30分なんてあっというまに感じる
・好きな曲を取り入れてくれる
娘の気持ちに寄り添って指導していただけるお陰で、以前よりも少しずつ
ピアノコースの生徒さんの親御様より
自信を持てるようになり、学校でも人前でピアノを弾くようになりました。
先生に言葉を掛けてもらえて、時には安心したり、嬉しそうに帰ってくる
こともあります。親として気づいてあげられなかった娘の気持ちにも、優しく
対応していただいたりと、いつも感謝しております。
梓先生のレッスンを受けて、自分が知らなかった声の可能性を知ることができ、レパートリーが増えました。
発声も楽になり、うまく発音できない時の対処方法も身につきました。
声や、喉の不調に対する悩みには毎回的確なアドバイスをいただけるので本当に心強く、更に優しく指導していただけるので、のびのびとレッスンを受けられます!!
歌・ボイトレコースの生徒さんより